Javaの配列とは、連続した同じ型のデータを格納するオブジェクトのことを指します。基本的には一度サイズを決めてしまうと、その後変更したり動的にサイズを変えるといった使用はできず、また、格納する値も宣言の際に指定した型しか格納できないといった性質を持ちます。
Javaでの配列の基本操作は以下になります。
配列を生成する
配列を生成するにはまず配列を宣言し、宣言した配列に対して配列オブジェクトを生成します。以下例ではString型の配列を宣言後、サイズを「4」で配列変数を生成しています。
String[] item;
item = new String[4];
なお、配列の宣言と生成は以下のように同時に行うこともできます。
String[] item = new String[4];
配列にデータを格納する
配列にデータを格納する場合は、格納する位置をインデックス(添字)で指定します。
item[0] = "aaa";
item[1] = "bbb";
item[2] = "ccc";
item[3] = "ddd";
インデックスは0から始まるので、サイズ4の配列は0~3の数字で格納先を指定します。なお、配列変数のサイズを超えるインデックスを指定した場合、javaではコンパイルエラーとはなりませんが、実行の際に「java.lang.ArrayIndexOutOfBoundsException」という例外が発生します。動的に配列長が変わることはありません。
また、配列の初期化は生成の際に行うこともできます。以下例と上記例は同じ結果となります。
String[] item = {"aaa", "bbb", "ccc", "ddd"};
配列のデータを参照する
配列のデータを参照する場合は、格納する場合と同様に配列変数に[]でインデックスを指定して参照先を指定します。
System.out.println(item[0]);
System.out.println(item[1]);
System.out.println(item[2]);
System.out.println(item[3]);
上記は標準出力に配列0~3の値を表示します。
サンプルプログラム
public static void main(String[] args) {
String[] item = new String[4];
item[0] = "aaa";
item[1] = "bbb";
item[2] = "ccc";
item[3] = "ddd";
for(int i=0; i<item.length; i++){
System.out.println(item[i]);
}
}
【実行結果】
aaa
bbb
ccc
ddd